最新の記事
以前の記事
2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 more... カテゴリ
全体 ●日日庵 ●新住協札幌 ●eベクトル/現在位置はどこ? ●e旅・街巡り/都市・建築 ●いえのえほん/その覚書 ●エンターティメント/感動感激 ●医学・医療/健康第一 ●トヨエモン/どこから来たのか ●しごと/プロであること 最新のコメント
最新のトラックバック
タグ
川俣正
日日庵
鎌田紀彦
Nubis
TKBストリート
岩見沢プロジェクト
三笠プロジェクト
結ホール
島紀行
三笠ふれんず
建築家シリーズ
そば農園
スリランカ
九間/ここのま
北海道新聞
いえのえほん
トルコ紀行
新住協
大人の工作
いえのえほん施工篇
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
1 2017年 12月 04日
モデルハウスということで、仕上げのコーディネートにはけっこう気を使っている。久しぶりに・・
基本コンセプトに『率直無意匠』を掲げてからは、素材は素材のままに、ディテールは単純化してシンプルにと「Let it be」を心がけてきた。当然コストメリットの恩恵にもあずかれる。 その思いはスイスに行って確信に至った。いわゆるズントーの素材感。「塗料で化粧したって剥がれるだけさ」という声が聞こえてくる。 ノーメンテナンスであるほど、ランニングコストは軽減される。そして、年月を重ねて風合いが深まっていく素材。住み手と共に・・ それゆえ素材が主張する色合いは大切になる。 木(トヨエモン丸太、梁、板)、金属(板金、アルミ)、樹脂、防火セメント版、コンクリート、ガラスなど・・ そして照明での演出。 無意匠とはいえ、うす化粧も必要になる。 こんな方針を立てて、外部カラーリングをコーディネートしていく。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ▲
by take2zeronine
| 2017-12-04 10:29
| ●いえのえほん/その覚書
2015年 03月 07日
2003年〜2006年にかけて13戸が竣工したKヴィレッジの屋根や外壁の点検に行ってきた。ほとんど問題はないのだけど、E棟のみ雨樋の不具合が出てきて、改修を余儀なくされた。
いずれにしてもここ5年くらいの間に、メンテナンス塗装の必要性をオーナーに進言してきた。 ![]() ![]() ![]() ![]() この空白エリアが除雪の堆積場に上手く利用されている。 除雪体制をしっかりすることで、戸建ての良さとマンション系チンタイの除雪の心配がないところに、充分対抗できるようにしている。 ![]() * * * オーナーが帰りに六花亭の専用ホール(ふきのとうホール)が、竹中工務店で施工竣工間近だからみていったらと云われて、帰りのルートは北5条通り。 ![]() オープンは7月、1ヶ月毎日連続でコンサートが企画されている。 さすがだね、六花亭 ![]() ![]() 建築コーナーで、「隈研吾/ぼくの場所」と「住宅建築バックナンバー(2013年12月号)/高橋修一・住まい塾」購入。 前者の彼の文章は、建築家らしくなく読みやすい。売れているらしく残2冊、おもしろそうなのを確認して、ネットで中古本購入。¥1500定価が、送料込みで¥1100で買えた。 後者の柱梁など無骨な木の見せ方が、「率直無意匠」のぼくのイメージにぴったりなので、つい買ってしまった。 やはり真壁の柱が表れてくると、どうしても煩くなりがちで、やはり大壁がサラッとしていていい。 吉田五十八(1894-1974)や堀口捨巳(1895-1984)にみるような和風大壁なんだろうな・・ ただしどこまでいっても、換気暖房の温熱設計がしっかり機能することが大前提なんだけどね・・ だって空気質が上質で気持ちのいいものでないと、いくら空間が素晴らしいといったって、そこに佇んで五感を刺激され続けることにはならないからね。 ▲
by take2zeronine
| 2015-03-07 17:40
| ●いえのえほん/その覚書
2014年 08月 25日
![]() ![]() ![]() 皮を剥いたままで無塗装(率直無意匠)の丸太で経年の移り変わりを是とするか、塗装を施すか、やはり剥げるとまた化粧をしたくなる ![]() ![]() ![]() 外部は前回のH邸と同じような状況で、塗装以外ほとんど問題はない。 内部はさらに新築時と変わらない。変わったと事と言えば、グッと増した生活感。 そしてなんといっても10年経った住まい手の家族構成、ひとりだった子供が二人になっていたりする。子供部屋が仕切られていたり、寝室が移動したり。 家の10年より住まい手の10年の方が、以外に大きな変化をもたらしている。 まさに 「人に歴史あり、家には時代を超える文化あり」 ▲
by take2zeronine
| 2014-08-25 08:02
| ●いえのえほん/その覚書
2013年 09月 26日
そもそも小さい頃から、周りには丸太や木がたくさんあった。
つい先日の9月5日で50回忌だった祖父と父で創業したのが、造材と木工場だったから。 そんな刷り込みもあってか、当社の家造りは木造が基本で、素材としての木は欠かせない。 親父が植えたカラマツを2004年に間伐したときから、その材を『トヨエモン』と名付けて、住宅の随所に使い出したのも、当然の成り行きだった。 以前から円柱として同径加工したモノを柱として使っていたのに、それが皮をむいたままの丸太に変わるのに意外に、すぐではなかった。 『率直無意匠』ではなかったのだ。定規で線を引く人間の習性、きれいな表面、真っすくな柱、水平な梁。 それが太かったり細くなったり曲がったり、節がデコデコあったりひび割れてきたり。でも実際に使い出すと全く不自然さを感じさせず、むしろ素直にそこに納まっている。 年配者より若い人に、また都会の人に、より受けがいいのだ。 きっかけは、2005年JR岩見沢駅舎のコンペ ![]() 海容寺でトライした列柱とそれがヒントになって、丸太の列柱を正面に9本建ててみることにした。 模型は、きれいな円柱に見えるけど、実際は野太い丸太、迫力ありそう・・ ![]() ![]() このスケールと扱い方で吹っ切れてか、あとは絶えずどこかに使えないかとタイミングを見て、機会があればとにかく使う ![]() 工事は昼間は出来ないということで、夜間の徹夜作業 ![]() ![]() ![]() ![]() 真っ直ぐじゃないしデコデコしている(2009年北広島 I 邸) ![]() 柔らかさ、肌合い、優しさ ![]() ![]() 内部の丸太は道南杉、外部の列柱は『トヨエモン』 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() * * * こんな風に多様性をもって様々な展開をしてきている。 そして現在、保育園の計画が進行中で、やはり子供たちが中心になってくるので、キーワードは、柔らかさ、肌合い、優しさ、ということになる。 ▲
by take2zeronine
| 2013-09-26 17:14
| ●e旅・街巡り/都市・建築
2013年 03月 09日
1980年代北海道に戻って来た当初、始まりは複雑な形態になりがちだった。
本来、建築は空間のボリュームの演出だから、その空間を包む形態は、結果になる。 またその結果の形態は、その建つロケーションにどう写るかも問われてくる。それでどうしてもかたちのデザイン性に、造り手も住み手も目が向きがちだ。 1980年代、北海道でそんな設計手法は通用するものではなく、厳しい気象条件に打ちのめされる。なぜならそれは人間が生活する器だから。しかも暖かく包み込んでくれる器でなければならなかった。 高断熱高気密の手法を突き詰めていくと、シンプルな形態にするのが近道だった。つまり直方体の箱で厳しい気象条件から身を守り、暖かなその中で、豊かな空間のボリュームを演出する。 世紀が新しくなるのを前後して、こんな設計手法にたどり着く。 まだ省エネだとか省CO2以前の話。(ゴアの『不都合な真実』は2006年) 性能とコストパフォーマンスに優れたこの直方体の住宅を、『Super Box(スーパーボックス)』と名付けて、展開した。 ![]() 手前左の池は、ビオトープ。 ![]() ![]() ![]() ![]() そしてそこに縦連続窓が開く。 次世代基準をクリアした開放的ボックス空間、コストパフォーマンスに優れていて、現在までに相当数が建てられた。 ▲
by take2zeronine
| 2013-03-09 16:58
| ●いえのえほん/その覚書
2009年 01月 01日
2009年元旦、あけましておめでとうございます。
新春、ついに、というか、いまさら、というか、ブログです。 2001年6月11日に立ち上げてから7年半、当社(武部建設株式会社)のホームページの中で、専用サイトを作って、『文化』を勝手に語ってきたわけですが、この度、あらためてブログに移行することにいたしました。文化にカギ括弧がついているのは、僕にとっての『文化』です。ぜんぜん文化的じゃないじゃん、ということです。 でも、建築が多少、生業であったり、旅がおもしろくて、街巡りが好きで地理的比較都市に興味があったりで、そんな体験を語ってきました。また友達のやっている店とか、こんな感動モノのエンターティメントはないよね、というような本であったりアートであったり音楽であったりの出会いも語ってきました。 指針にしてきたことは、「自然体」「率直無意匠」、いかに自分のままに感じたことを素直にそのまま語っていけるか、ということです。意図されることのないそのベクトルの1回目のタイトルは、その始点という言葉から、イニシャルポイント。 建築をやっていく上での不可欠な素養は、「図工大好き、理科少年」と常々思っているわけで、まあそういった意味では、数学的ではまっているのかなと納得しておいて、さて、その終点ターミナルポイントは、いったいいつどこになるのだろうか? ボブディラン風にかっこよく言えば「その答えは風に舞っている」ってことになるんだろうけど、とりあえずベクトルと宣言してしまったからには、その方向は自分、そして長さに関しては、力を持ち得るために継続していけること、を願って。 ![]() 萱野保育所(古いアルバムから) ▲
by take2zeronine
| 2009-01-01 01:11
| ●eベクトル/現在位置はどこ?
1 |
ファン申請 |
||