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1 2011年 12月 18日
湧楽座を主宰しているみなみかわ加門から、サロマ湖の牡蠣が送られてきた。母宅と一緒に、30個程度が発砲スチロールの箱に納まっていた。
きのうは、弟から送られてきたシャンパンとその牡蠣が晩餐だった。 鍋にちょっと水を入れて蒸す。これが一番簡単。数えて持ってきたのは、20個。3個づつ鍋に入れて、蒸していく。 シャンパンをやりながら夕刊を見つつ、蒸す時間を計っていく。時間が早すぎると、表面の輝きは美しいけど生っぽかったり、長すぎて蒸しすぎると、輝きもなく小さく縮んで固くなり過ぎていたり、この加減が意外と難しい。 それがちょうどいいタイミングで蒸された時のプリプリジューシーさは、たまらない。オイスター色の深みが増して、艶めかしいほどに艶っぽく輝いてる。フウフウしながら少し冷まし、ツルッと熱々を口に含んでかんだ時に出てくる、潮と混じった貝汁ったらないね。 10個を過ぎたあたりでやめようと思ったけど、20個一挙に平らげてしまいました、ああ〜満足。 (カメラもiphoneも事務所に忘れて、せっかくの鮮烈な映像はナシ) 土曜の雪の夜はまだ8時だけど、大沢在昌とシャンパンのほろ酔いと一緒に、もう静かに、ベッドに潜り込んでしまう。 グッドナイト・・・ 尿意をもよおし、目覚める。ベットのある寝場所は壁天井が打ち放しのコンクリートで冷えこんでいる。たぶん夜中の外気温はマイナス10℃近いのかもしれない。それでも25プラス25ミリのスタイロフォームの外断熱、室温はギリギリ10℃のラインか。布団から出ている肩口が寒い。10歩くらいの距離にあるトイレに立ち、戻って大沢在昌の続きを少し読むうちに、また睡眠。 10時間近くは寝たかもしれない、夢も多く見たけど見たという記憶しか残っていない。 またトイレに立ち、寒いので意を決して起きる。燃料の薪がきれている。すぐに防寒ズボンとセーターとダウンを着込んで、「結ホール」の薪を箕(み)で2杯(30本)運んでくる。100メートルくらいを2往復すると身体は温まって室温15℃のLDK(Kには灯油熱源の温水が流れている)なら暖房はいらない状態。 考えてみれば小さかった頃は、もっと過酷だった。湯たんぽを入れて布団に入り、意を決して起きた茶の間の湯沸かし器の水は凍っていたりした。 だから最近はめっきり着なくなったセーターを引っ張り出してきて、寒めの室内でとっかえひっかえ着るようにしている。 朝刊を読みながら、遅めの朝食をとる。日曜日道新11ページは書評だ。高野和明『ジェノサイド』のインタビュー、映画界で師事した岡本喜八から学んだ極意、「・・・主人公が不利なのか有利な状況なのか、不利だとしたら困難の度合いはどれくらいなのか、差し迫る危機はどんなものなのかを逐一伝えておかないと、登場人物だけが焦って、読む側見る側には危機感が全く伝わらないことになる。そうでなければ、話は盛り上がらない」なるほど。 もうひとつ、「この一冊」に鈴木しづ子『夏みかん酸っぱいしいまさら純潔など』河出書房新社が紹介されている。興味深い。 さあ今日は倒壊の恐れある、離れ(来年改修予定)の屋根雪降ろしでもして、『スパメープルロッジ』の回数券は使い切ったので、『日日庵』至近の『なごみ』のお湯にでも浸かって、大沢在昌を読み切ろうかな。 ▲
by take2zeronine
| 2011-12-18 11:40
| ●エンターティメント/感動感激
2011年 08月 29日
東京での寮生活、入寮して間もない洗面所で出会ってから、かれこれ40年近い付き合いなる。彼は現在食品会社の2代目社長で、ラーメンと塩を造っている。
そしてもう一つの顔は、落語と歌うたいという役者の顔だ。当社の『結ホール』で毎年公演をやってもらっている。 1代目は、食品会社の前は映画館をやっていた。その映画館を芝居小屋に2006年改修したのが、『湧楽座』だ。紅白歌合戦を目指して、『娯楽の殿堂、湧楽座』というCDも出した。オープニングは、芝居一座を招いて、とても華やかなものだった。(実は再リリースの話あり) そしてその中にあわせて開店したのが、塩ラーメン専門『ゆうらく軒』、当然商売としてのもう一つの顔が、発揮されるわけですよ。 その『ゆうらく軒』が店を閉めるという。その話を聞いて、最後のラーメンを味わいに、行って参りました。 ちょうど網走に出張したものだから。 いやあ~、美味いんでないの。3種類の味を全部味わってみてくれというので、全部味わってみましたよ。味噌、淡麗塩、濃こく塩と順番に。麺も味噌も塩もチャーシューもぜ~んぶ自前、特に塩は、流氷のオホーツク海の100%天然塩、まずいわけがありません。 開店当時もいただきましたが、5年間での味の進化にはっきりいって、驚きました。だから出てくる言葉は、「やめるなんてもったいない。」 たぶん札幌でやったら、ヒット間違いなしですね、彼の歌より確立高いです。お盆お正月の帰省時期は、隣の 『湧楽座』のタタミの座が、待合客でいっぱいになるという。人通りが誰ひとりない街がです。 そんな地元での認知度もあり、地方やら街から、わざわざ食べに寄ってくれるお客さんが、平日もそれなりにいるというから、支持者の広がりは全道的かもしれないのにと思うと、やっぱりもったいない。残念! 食後、本業の塩の製造過程を見学。オホーツクの海水をただ煮詰めて造るだけ。それで純度100%の塩になる。 だから、いかに煮詰める熱源を安く抑えるかが、商売の正否にかかってくる。例の灯油高騰の時に、うちのめされて、今は薪ボイラーになっている。その燃料は間伐材、いい目の付け所だと思う。 その純度100%の塩は、大手のポテトチップスにも採用されていて、震災以降の消費減にも負けずに健闘している。メディアの取材も多く、こちらは全国展開だ。 みなさんもまだの人は1度、『つらら』の塩をご賞味あれ! ![]() ワイルドな広い空、道東の特徴だ。 ![]() ![]() ![]() 「落語&フォーク」 1度で2度楽しめる・・・ ![]() ![]() ![]() ![]() オホーツクの北の空にパースが効いて、きれいに伸びている。 ![]() 左がオホーツク海、右がサロマ湖、三里が浜キャンプ場のコテージが見える。手前サロマ湖側に登栄床(とえとこ)という漁業の拠点集落がある。 家は、おおむね立派だった。 ▲
by take2zeronine
| 2011-08-29 15:02
| ●エンターティメント/感動感激
2010年 04月 10日
今、それが終わった。みなみかわ加門の「落語&コンサート」1度で2度おいしい、というヤツだ。当『結ホール』で4回目になる。だから楽屋の戸には、彼のサインが4カ所に書かれているはずだ。ここで何かをやった芸人や、音楽家やアーティストには、入り口の建具にサインを残していってもらっているから。
彼とは、大学1年生の時からだから、かれこれ30数年の付きあいになる。オホーツクの湧別の食品会社の跡取り息子にもかかわらず、大学入学当初から、彼は芸人を目指していた。ガンバって、小沢昭一の「芸能座」に在籍していたこともあった。 でもご多分に漏れず、やっぱり彼も家業を継ぐべく湧別に帰ってきた。そして会社経営に精を出す。歌のヒットには恵まれないけど、食品のヒットはたまに出す。結果、お金が入る。そのお金を芸につぎ込む。 彼の場合こんなサイクルが、なんとなく出来上がっているようだ。そしてそれは、周りの人間たちも巻き込んで、趣味の域を超えたスケールになっている。 なんたって、先代の経営していた映画館を大改修して、娯楽の殿堂『湧楽座』を芝居小屋に復活させてしまったんだから・・・ 20代から始めた歌に関しては、CDアルバムを出すくらいだから、本気だったと思うし、今でもそうだと思う。そのステージにいつの日からか、落語が加わった。それがよかった。異質なエンターティメントが、上手く融合していて、飽きさせず両方がより新鮮に感じるからだ。 歌がより引き立っていたり、いや落語の方がちょっとおもしろかったりと、お客さんにもそれぞれに感想が違ってあったりしているところがいいのだ。 ところで、ぼくの今回の公演の印象は、落語が鮮烈だった。彼の公演で落語をきくのは、数回目だけど断然上手くなっていると感じた。これなら次回も期待できる。付きあいでなく、またぜひ見たい、聴きたいと思った。 ■オホーツクの流氷を観にいったら、ぜひついでに『湧楽座』に立ち寄ってみてください。いや失礼、ついでじゃなくて、こちらがメインで、ついでは流氷でした。冷えた身体がオホーツクの美味しい塩ラーメンで温まりますよ。 ▲
by take2zeronine
| 2010-04-10 19:31
| ●エンターティメント/感動感激
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