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全体 ●日日庵 ●新住協札幌 ●eベクトル/現在位置はどこ? ●e旅・街巡り/都市・建築 ●いえのえほん/その覚書 ●エンターティメント/感動感激 ●医学・医療/健康第一 ●トヨエモン/どこから来たのか ●しごと/プロであること 最新のコメント
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1 2014年 04月 22日
ぼくが学生だった頃のイメージでは、「パッシブハウス」というと、自然な手法で太陽エネルギーを目一杯取り入れる住宅のことだと認識していた。だから普通名詞のはずである。
ところが2〜3年前から、固有名詞的な使われ方で耳にするようになり、それってなんなんだろう?と気になっていたら、(気になるのが遅いと言われるかもしれないけど)発信元はエコ先進国ドイツ、ヴォルフガング・ファイスト教授だった。 2013年1月、鎌田代表理事率いる新住協の一員として、インスブルック大学にファイスト教授を訪ねて、様々な事情がやっと飲み込めたのだった。 そして今度は彼が、日本にやってきて講演をしたという。4月18日東京でやるんだよ、という話を何人かの知人から知らされていた。 その結果の報告が、講演に参加した人たちによって、一斉にブログに書かれている。ということで確かに影響力は大きいんだろうね。 なかでも「鵜野日出男の今週の本音」はわかりやすくて面白い。 ▲
by take2zeronine
| 2014-04-22 17:04
| ●いえのえほん/その覚書
2013年 02月 02日
(つづき掲載)
ついにこのレポートも最終回、中味濃かったあ〜、というのが率直な感想。 しかもバスの中では、鎌田先生の近くに居座って、見学内容の総括に質疑を挟んで、見学の印象を深めるよう意図して努めたから、なおさらです。 ゆえに得るものも大変大きかった。 最後は、二つ目の工務店視察。しかも2代目の兄弟が経営しているという。(似てる) 140万都市ミュンヘンから50㎞、当社も180万都市札幌から50㎞ほど・・(さらに似てる) 年間完工棟数、たしか20棟ほどだったと思う。(ますます似てる) ![]() ![]() 初代がなくなったとき、弟は10才だったという。ママも大変だったんだあ・・ ・まず事務所に案内されて、簡単な会社案内。 ・そして先進事例の住宅見学新築(暖房負荷20kwh/年程度らしい)と改修 ・会社に戻って、工場でバイエルン風ソーセージとビールで歓待され、 ・最後に工場見学 ![]() これに関しては、洋の東西を問わないようだ。 ![]() 木製にして、サッシ全体U値は、1.0を大きく下回る。 ![]() おそらく日本より多いのではないか。ドイツの既存建物は組積造がほとんど、その改修にも木質系断熱材が主流になる。 基礎部分は別として、石油系はほとんど見られなかった。 ![]() ガラス好きなんだねえ ![]() そのためのステップとして、自社物件で実験を試みている。 ![]() ![]() 屋根の構造は、ほとんど日本と同じ、もやに垂木かけ、手前と奥で2戸に分かれている。 ![]() ![]() つまり構造軸の外側にとりつく。付加断熱分は、落とし込むようになる。水切りも付く。 ![]() ![]() ガラスの強化にポイントがありそうだ。 ![]() 構造的心配は、地震ないから・・ ![]() つまり100M2で1000W、暖房はあとバスルームの床に少しだけといっていたと思う。 ![]() 屋根はよく見るとガラス、強化ガラスは進化しているようだ ![]() 施主は従業員、平屋を2階に嵩上げしている。 1階は組積造で塗り壁、2階は木造で板貼り、屋根構造はもやに垂木。 ![]() こんな下地用ボードがあるようだ。 木造の指向、屋根の構造、スタイル、仕上げと断熱材の自然素材指向、Nearly zeroの高・高断熱化、工務店の地方における展開、日独のあまりもの共通点に、感心しきり・・(H野さんにドイツの武部建設と冷やかされる) 現場見学の後は、加工場に戻って、バイエルン風白ソーセージとビールの歓待を受ける。ぼくは、3本ほど平らげる。アッサリしていて、結構な量はいける。 初代ママや社長夫人を中心にした従業員のホスピタリティに、さらに感心・・ ![]() ![]() 即席椅子テーブルを簡単に作成していた。 その隣にホール2、3とつづく。流れはホール1で軸のプレカット、ホール2でパネル制作、ホール3にパネルストック積み込み。 でかいベンツの新車ユニック。 ![]() ![]() ![]() 断熱グレードも、15kwh(パッシブハウス並)を何が何でも目指す必要はないという考え。 共感できる・・ ![]() ![]() ![]() 南部せんべいを配っていたからか、親近感を持って快く応じてもらう。 あてになる時間、責任感と信頼感、シンパシーとホスピタリティ、厳格だと思い込んでいたドイツ語の柔らかさ、洋の東西を問わず、人種や文化の違いを問わず、人間対人間になったとき、その根源的部分に全く違いはないのだという、いやむしろ彼らにこそ、よりその根源的部分を大切にしようという気持ちが多いように感じられた。 このような工務店を視察先に選定したクーラー女史に、ドイツ的センスの良さを感じて、改めて感心してしまう。 レヒナー社長夫人と同じ寅年(だったと思う)、帰りに花を贈られていたその様子に、ふたりの心の通い様が日本的だなと感じ入ってしまった。 エンディングがこの視察だったというのが、またよかった。 5年後の当社が、ドイツ・レヒナー社のグレード(社会基盤を含めて)になっているかどうか、その答えが今回の研修のテーマの答えになるような気がした・・・ (ドイツシリーズ、これで終わります) ▲
by take2zeronine
| 2013-02-02 17:37
| ●e旅・街巡り/都市・建築
2013年 01月 31日
ドイツから帰還、1週間が過ぎた。
三笠ふれんず広報担当のK氏が主導している、三笠プロジェクト地中バージョン、昨夜は宿舎を訪ねて反省会と慰問。風邪が抜けない中、2回目の飲み会。 1回目は遅刻して60才厄年のお祓いをしてもらえなかった、巳年会。 さて、研修4日目はインスブルック大学で鎌田・ファイスト両教授によるダブルセミナー。このレポートの初回にあげた図式の話だ。 ■ドイツ→ →パッシブハウス→ →(ファイストPHPP)→ →Nearly ZERO ■日本→ →Q1.0-X3(北海道)→ →(鎌田Qpex)→ →ほぼむ 突出したところばかり見てきたせいか、内容の濃い視察の中で、よくわかってきたことは、「ドイツはやはり進んでいるな、5年かな10年かな」という思いだった。 以下、ファイスト・レクチャー、iPhoneメモから。 ・パッシブハウス 30,000棟 ・ノーパテント/ノートレードマーク ・暖房エネルギー160→ →15kwh/m2a ・快適性重視 ・かかるコストアップ/躯体断熱材4,300/窓2,500/気密500/換気6000ユーロ=合計13,300ユーロ ・パッシブハウスで燃費減3,300ユーロ→ →よって10,000ユーロの増額でパッシブハウスの快適性が手に入る 以上のようなことがメモってあります。他にもあるけど意味不明・・・ セミナーの先だったか後だったか忘れたけど、パッシブハウス仕様の集合住宅(新築)と小学校(改修)の実例見学 ■集合住宅(機械室中心) ![]() 右手に立っている円柱は、換気システムの排気筒(5本/棟)。 廊下の白い膜は、遮蔽ブラインド。 ![]() ![]() ![]() セントラル方式の巨大な熱交換換気装置の説明(写真は違う機械だと思う) ![]() ![]() テクノロジーの国だ ■住宅展示場 ![]() でもオリンピック2回、飛行場もある。 ![]() 美しい ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ■小学校(バウハウススタイルの古い校舎、解体することなく改修) ![]() ![]() ![]() 左下ふたり、インスブルック大学ファイスト門下生と話す小室大輔(エネクスレイン)通訳 ![]() 太くてかっこいい、この中に現在の細い配管をしたらしい ![]() ![]() ![]() ![]() 金物はスタイルは変えずに、リニューアル ![]() ![]() ![]() ![]() 交通の要衝で栄える ![]() 旧市街を抜けて、ケーブルカーに乗る。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() その前のバス停 ここを過ぎると、ケーブルカー乗り場が現れる。 終点に到着して、初めて何点かの駅舎がザハ・ハディド作と知る。調べるとオリンピックジャンプ台も彼女の作だ。 ちょうど東京新国立競技場のコンペに(ぼくにはどう見てもヘルメットにしか見えない)勝利した直後のタイムリーさ・・ (ザハへ、つづく) ▲
by take2zeronine
| 2013-01-31 09:53
| ●e旅・街巡り/都市・建築
2013年 01月 30日
住まいにおける窓の役割は、大変重要だ。(温熱的意味合いでも・・)
北海道においては、冬モードがメインになって、その役割はさらに相反することを求められる。つまり暖房熱をいかに逃がさないかということ、もう一つはいかに日射を取り入れるか、ということになる。出さずにどれだけ入れるか、このバランスが重要になる。 ドイツ・パッシブハウスもそうゆう窓の役割をしっかり押さえていて、メーカーの技術開発は日本よりかなり先を行っているように感じた。 そんな窓メーカーの視察、インスブルックへ移動の途中の国境近くに工場はあった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() もっとも写真にあるように、断熱材をサッシ框にまで抱き込んで覆うような外壁の納まりにすると、この性能になるという施工条件付き。 ![]() 閉めているとき、ガラススペーサー部分は隠れるのでいいということなのかもしれない。 当社のカーテンウォールの納まりの参考になった。 ![]() 左から二人目が、社長 そして、インスブルックホテルに宿泊 ![]() ![]() ![]() スキー滑ってきて、快適にお風呂に浸かりたいってことなのだろう ![]() ガラスが好まれている。 あすは、インスブルック大学でファイスト教授のレクチャーだ。 ▲
by take2zeronine
| 2013-01-30 10:51
| ●e旅・街巡り/都市・建築
2013年 01月 29日
(前回のつづき)
ミュンヘン近郊の工務店視察『レイベンスラウム・ホルツ』 ■完成現場篇 当社にも視察に訪れる人たちがいるとき、どんな現場を見学してもらおうかと選択することになる。やはりそれはコンセプトが上手く形になった代表例が、選ばれることになる。そして快く公開に応じてくれるお客さん。そうなると協力してくれるところは限られてくる。 で、ドイツならどうなのだろうか? どうやら、この工務店のインテリアを請け負っているデザイナーの家だったようだ。 ![]() ![]() ![]() ![]() 北玄関の南面にLDKで総2階 2階にバスルームと寝室・子供室の2部屋の100M2ほどの広さか、コンパクトな小住宅 ![]() 2階の真ん中の窓は吹抜、左コーナー窓は、子供室 右寝室南面に窓なし ![]() 雰囲気が似ていた ![]() 同じく総2階、100M2程か 向こうに見学したお宅が見える ![]() 手前は地下室簡易ドライエリアのグレーチング ![]() ![]() 屋根面通気は、よく見ると、破風部分のパンチングメタルから抜けていくようだ ![]() 奥でこちらを向いて立っているのが奥様 ![]() 途中子供が学校から帰宅、その鞄なのかランドセルなのか、一時置き場になっている ![]() ![]() ほぼ真ん中に付いているようだ 外部水切りはステンレス、内部窓台はガラス ![]() ![]() 踊り場にベンチがあって読書コーナー ![]() ![]() 浴槽にホテル仕様の中間排水が見受けられなかった ドイツも肩まで浸かるようになったのかな 手前はシャワーコーナー ![]() 壁とのスリットから排水されていくようだ ![]() ロフトがある、どの国でも子供たちはこうゆう空間が好きなんだ ![]() ![]() 熱交換換気、地中熱利用、温水暖房 ![]() 広い敷地に立つこんな住宅もある ![]() 工務店視察『レイベンスラウム・ホルツ』の事務所、工場、現場の各篇終わります。 ▲
by take2zeronine
| 2013-01-29 08:56
| ●e旅・街巡り/都市・建築
2013年 01月 28日
(前回のつづき)
ミュンヘン近郊の工務店視察『レイベンスラウム・ホルツ』 ■加工工場篇 ![]() ![]() 20代で起業した若者たちをバックアップする銀行も、日本とは違う・・・ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 当社なら、自社の加工場で大工が手刻み、機械プレカットなら外注 ![]() これらはバイオマス燃料になっていくんだと思う。 ![]() ![]() ![]() ![]() この加工図のパネルで長さ4763、高さ2775ミリ ![]() この穴から、TJI側加断熱部分に断熱材を吹き込む ![]() ![]() ![]() ![]() 左側が水切り側、右が上部で日射遮蔽シャッターのボックス部分、どちらも鉄橋対策がなされている。 ![]() ぼくはといえば、グレードの高さと規模の大きさに、感心しきり。やっぱりドイツは産業構造も含めて、先を行っているのは認めざるを得ない。 あとはコストパフォーマンスの問題だけだけど・・ ![]() (工場篇おわり、完成現場篇につづく) ▲
by take2zeronine
| 2013-01-28 09:14
| ●e旅・街巡り/都市・建築
2013年 01月 27日
1月22日東京後泊後、23日午後から仕事に復帰、散髪も済ませる。
24日朝、旅行前に残していった仕事の社内打合せをしながら、どうも喉がいがらっぽくて咳き込む。どうやらドイツから菌を持ってきたのか、岩見沢の冷え込み(マイナス10℃を超える)にやられたのか、風邪らしい。 25日主治医のT央医院で30分点滴、ずっと写真整理をしていたけど、社内会議前のドイツ報告までに半分までしかパワーポイントは完成出来ず、残り半分は持ち越す。 26日昨日は、巳年会に誘われていたのに、時間を確認していなくて、大幅に遅刻、60才の厄払いに参加できなかった、無念! かろうじて記念写真には納まり、ビンゴの景品に提供していた椅子は好評で、気分を盛り返す。 主治医のM・Iには、早々に切り上げるようにといわれてたにもかかわらず、2次会まで参加してしまったのに、今朝は風邪が回復傾向、いいぞ。 そんな帰国後の何日かで、身も心も徐々に日本モードに切り替わってくる。 さてドイツ4日目、午前は工務店、午後は窓メーカー工場の視察。 工務店名は『レイベンスラウム・ホルツ』、受注のほとんどパッシブハウスということです。 大学を出て20代、3人で起業、年間工事高4億円とのこと。 ■事務所篇 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 詳細に多少違いがあるけれど、当社の木組みカーテンウォールと同じ発想、どこでも考えることは同じようだ ![]() ![]() ![]() ![]() 黒い部分は浸透性でここから新鮮給気が供給される ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 右内壁側から120ミリ軸組に100ミリの断熱材(自然素材)、24ミリ板で耐力をとって240ミリTGIで吹き込み付加断熱(セルロース系)、さらに木質系板状断熱材30ミリを貼って、通気層外壁仕上げ ![]() U値0.8前後か・・ ![]() ![]() ![]() ![]() (工務店事務所篇完、加工工場篇につづく) ▲
by take2zeronine
| 2013-01-27 12:00
| ●e旅・街巡り/都市・建築
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