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1 2013年 11月 06日
『トヨエモン』とは親父の植えたカラマツやトドマツのこと。そのトヨエモンは豊右衛門と書き、曾じいさんの名前で、ぼくはそこから四代目ということになる。
植林した木がモノになるのに、60〜100年はかかる。一般的には切られた木の寿命は、樹齢分。ただ適材適所な使い方をすれば、おそらくそれ以上だろう。 実際に植林した人間(父豊種)は、もうこの世にはいない。切り取って成果品にするのに、2〜3世代かかってしまう。現在目指そうとしている住宅の寿命に似ている。 そもそも生物としての木で家を建てて、その中で人が生活していくということは、こうゆうサイクルになるということではないだろうか・・ そんなサイクルをネーミングで表現しようとしたら、トヨエモンになったという次第です。 2012年春、1968年植林のトドマツ(0.8ha)を260本、1949年植林のカラマツ(3.4haの半分)を1126本、当社の大工林業部隊4人(ジロー/マサ/カズ/ナベ)で間伐した。 ![]() そのうち約半分はパルプに、残り半分は建築用材としてトヨエモンになった。 トヨエモンは外部に使うのが、簡単で最適だ。外部なら乾燥もそこそこでいいし、なんたってその木が育った同じ自然環境の中に晒されるわけで、気候への馴染み方も抜群にいい。 <そんな最適事例> カーポートとアプローチの柱梁へ。大工棟梁は自ら間伐した渡部佳生(ナベ)。 ![]() 次が太鼓状に二面を落としただけのモノ(主に梁に使う) ![]() 棟梁渡部の見立てて材を選定してもらい、切り込んでもらう。 * * * こんな材は市場にはもちろんない。山に切りにいって、工場で製材するこの一連の流れをオーダーが入ってからでは、とても間に合わない。いつでも対応可能なようにストックが必要なのだ。 現在の市場原理からは外れるけど、これができるのが当社だ、という自負はある。 本来いえづくりとは、何年か前から段取りして、こんな緩やかな流れにのって、やるべきなのかも知れない。 * * * ![]() ![]() ![]() 外部に防火の延焼の基準距離が確保されている限りは、天然自然素材として最も身近な木を出来るだけ使っていく。 生活者としての人と木の地球環境上の共存関係の模索・・・ ▲
by take2zeronine
| 2013-11-06 13:28
| ●トヨエモン/どこから来たのか
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