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1 2013年 05月 11日
きのう(5/10)北電のAさんが来て、現在メディアも騒いでいる電気料金値上げについて、説明をしていった。時間にして40分程、何のことはない簡単にいうと泊も再稼働するし、値上げもするという説明、わけがわからない。
北海道では暖房電力をあわせると、冬の深夜のピークも昼のピークも今や同じ消費になるという。それだけ泊稼働以降のオール電化の宣伝が功を奏して、行き渡ったことになる。自ら宣伝しておいて、消費が過大になりすぎたからと抑え込むために、原発メニュー料金の値上げ幅を大きくするというんだからね。 ヒートポンプは電力消費を抑えるには有効なのに、その料金的恩恵もやめるという。 ![]() 昭和60年から平成23年までの間で、こんなに料金単価を下げる努力をしてきましたというグラフ。 泊1号機と2号機は平成元年2年でそれぞれ稼働している。その時点で23.5円/kwhくらいか、それが17.15円/kwhになりました。 ![]() ほんとは産業部門の消費があるからこんな計算にはならないと思うけど、わかりやすく547.4万人道民で割返すと、ひとり当たりの平均負担11,764円 ![]() 人件費を一番多く削っているっていう表。 ![]() 燃料購入費は下がっているのに人件費が上がって、それで値上げってどうゆうことなんだろう・・ ![]() こんなことなら、原発以前の平成元年当時に戻って、原発料金メニューなんてやめちゃえばいいって思っちゃうけど、ここまで恩恵を受けている人たちが多いとそうもいかないか。 この後戻りできないボタンの掛け違いには、どうにもならない無力感が漂ってしまう。 だからぼくたちはどんなエネルギー事情になろうと、ひたすらゼロエネルギーになるような性能の住宅を目指していくしかない、ということになる。 そんなシンプルな視点に立てば、6.81%が泊を廃炉にすることで仮に2倍3倍になったとしても、まるで問題にならないはずだから・・ ▲
by take2zeronine
| 2013-05-11 15:21
| ●eベクトル/現在位置はどこ?
2011年 04月 09日
![]() 家のエネルギー、電気はどれだけ必要なのか? ぼくの誕生日の翌日4月7日付、北海道新聞朝刊7面に、「原発維持か見直しか」という記事があり、その横に興味深いグラフがのっていた。 それは北電の電力供給能力と最大発電電力が棒グラフで並記された、1995年から2010年までの5年ごとのものだった。 第1に印象深いのは、右肩上がり。最大発電電力つまり電力需要だと思うんだけど、443(1995年)526(2000年)546(2005年)579(2010年)と単位は万kwで確実に増えている。 なぜ増えているのだろう? 電力とのリンク度合いはどうなのかわからないけど、産業部門におけて北海道で経済活動はそんなに上昇しているのだろうか? また各家庭でそんなに電力消費が贅沢になっているのだろうか? ここで再びグラフに目を向けてみる。 並記された電力供給能力、大きく3種類になっていてその構成は、水力、火力、原子力で合計が、543(1995年)594(2000年)650(2005年)742(2010年)となっていて、当然だけど先ほどの電力需要を必ず上まわるようになっている。そうでないと停電になっちゃうからね。 ところが視点を変えて原子力分を引いた水力、火力だけでみると、その数値は429/443(1995年)475/526(2000年)533/546(2005年)534/579(2010年)となっていて、その不足分は以外に少ないことがわかる。(水力火力の供給分/電力需要) つまり2000年程度の需要なら、現在の原子力以外の供給でまかなえているのだ。 北電は、電気を売るのが商売の株式会社だ。売り上げは伸ばしていくことが目標になる。 ちょっと待てよ、彼らのセールスにのって、我々は電気エネルギーを贅沢に消費しすぎているのではないだろうか? もちろん資本主義の世の中だから、上手にセールスしてもらうのは結構だけど、「安定供給」という半官半民的命題の元に、少し甘く見すぎているような気分になっていないだろうか? だって、2000年の電力消費生活に戻すのなんて、簡単だと思う。経済だって失われた10年とかいわれていて、住宅だって10年前と比べたらむしろ省エネ化は進んでいるわけだし、何かそこにはおかしなカラクリがあるような気がするのだ。 だから新聞の見出しもこうなる。 「原発4割の道内、泊停止なら」「ピーク時の電力確保微妙」なんて書かないで、「10年前の消費電力で生活するなら、泊原発はいらない」 建物のライフサイクルコストからいうと、原発は廃炉費用が含まれていないので、そんなにコストパフォーマンスがいいとはいえないらしい。驚いたのは、福島でわずか40年の寿命設定だったという。 ライフサイクルコストは当然寿命が長ければ安くなる。福田さんだって「200年住宅」といっていたのに。 記者よ、データーを読みとって、もっと想像力のある記事を書いて欲しい。 ぼくはここですぐに、原子力発電反対というつもりは、決してない。まだまだ工夫と研究の余地はたくさん残されているということが、よくわかるのだ。石橋を叩いて叩いてもまだ渡らないくらいの慎重さが必要なのではないか。 それだけ手を尽くしたときの費用は、実際いくらになるのだろうか?本当の原子力発電のライフサイクルコストとCO2排出はいくらになるのか。それらを他の発電方法と正当に評価した上で、ゴーサインを出してもらいたいのだ。 北電と東京電力でだって、ライフサイクルコストは同じものにはならないはずだ。 今度の日曜日、北海道知事選が当一地方選でもある。元経済産業省出身の現職の高橋はるみから、残念ながらその雰囲気は読みとれない。 ▲
by take2zeronine
| 2011-04-09 08:34
| ●いえのえほん/その覚書
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