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全体 ●日日庵 ●新住協札幌 ●eベクトル/現在位置はどこ? ●e旅・街巡り/都市・建築 ●いえのえほん/その覚書 ●エンターティメント/感動感激 ●医学・医療/健康第一 ●トヨエモン/どこから来たのか ●しごと/プロであること 最新のコメント
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2011年 08月 16日
朝夕には、爽やかな風が吹き抜ける。これ、わが家のはなし。
やはり1階から2階の腰高90センチまでの鉄筋コンクリートの効果か、夜間の通風効果か、2008年のガラスの改修以来、まことに過ごしやすい。 母宅では、エアコンなしではいられないようで、それに比べると大したあずましい。 夕べは(13日)お盆で帰省してきたS.T夫妻と同級生が、いつものように同級生のやきとり『三船』に集まった。ぼくも入れると14名、さっそく川俣正『三笠ふれんず』を宣伝、札幌エリアのとりまとめ世話人は、パン屋のH.Kに任せる。夫婦で来ていたけど、ふたりとも募集チラシを真剣に見ていたから、やってくれるだろう。 そういえば、二十数年前に建てた彼らの家の駐車スペースの拡張を前から頼まれていたけど、見に行っていない。来週必ず行くと、奥さんのNちゃんと約束する。 T.Hとは、そば農園『日日庵』の場所の話で、彼の自転車コースであることが発覚、今度よく吟味してくれることだろう。 主治医のM.I の自宅は、先日耐震断熱改修で引渡したばかりだ。外壁の厚板貼りや着色モルタルが、予想以上に気に入ってもらえたらしい。雨樋工事を依頼してきたM.Tも、「あれ、いいな」と隣で言っていて、一般ユーザーの視点から見た評価も良さそうだ。 ぼくのイメージしていた住まい方の6割くらいが、実現していると思うけど、ほとんどなされなかった当初のヒアリングから考えると、上出来だろう。話していて手応えを感じたので、よかった。 そんな話をめいめいとしながら、そろそろ『三船』はお開きになり、あす墓参りだという日の出台のM.M夫婦と1次会でぼくも退散する。14日は、父の月命日でぼくも墓参りだった。 さらっと飲んで帰ってきたせいか、睡眠充分で今朝(14日)の目覚めも爽やかだ。 お墓参りは9時からだと、母と約束していた。あの改修した土間に対して、どんな感想を言うのか、楽しみでもあった。 いつもと違う水場側に車をつける。こちらの方が歩く距離が多少近く、水も最初から汲んで行ける。 膝の痛い母は、ゆっくりと歩いて到着、「これはいい」と土間改修に対する評価、「どうやってこの色を出したの?」と質問してきたので、前の仕上げだった京都の土を利用したんだよ、説明する。 8日の改修から、ポリフィルムで2日間じっくり養生していたので、クラックもなさそうだ。この間の雨で、ふるいで振った土が少し、手前の階段から流された程度だ。まあ、これは構造上仕方がない、少しずつ雨で洗われて、土間の土は流されていくかもしれないけれど、それはそれで、いいと思っている。最後は土色のモルタル土間が、現れてくるはずだ。 ぼくは汲んできた水を上から流して、墓石を洗い、ロウソクに火を付け線香をあげる。花もあげられて、りんを叩いて、母のお経が始まる。 当家は浄土真宗、母のあげるお経はいつも同じ部分だけど、きょうはちょっと新鮮な気分で聞き入ってしまった。 ▲
by take2zeronine
| 2011-08-16 20:32
| ●eベクトル/現在位置はどこ?
2011年 08月 10日
小さい頃の思い出の家族の写真、その中にお墓参りのものがある。
ぼくは未就学で、母の縫ったシャツを兄とおそろいで着ている。白いシャツが強いコントラストの白黒写真の中で、夏の暑い日差しを物語っている。 そこは家から車で10分もかからない、山の斜面の林の中の墓地だった。お盆になる前の掃除とお墓参りで、年に2回は必ず訪れていた。記憶には残っていないので、今みたいに春と秋のお彼岸には、あまりお参りに行ってなかったのかもしれない。もっとも、3月下旬のお彼岸は、当時はまだまだ雪が残っていて、近づくのが困難だった思う。 そんな想い出を浮かべながら、現在の「岩見沢緑が丘霊園」(『日日庵』から500m)の母が建立した、まだ父だけが眠るお墓の土間を改修した。 8月8日は、昨日の『結祭り』に引き続き、霊園もあつい暑い夏の炎天下であった。朝から作業にかかったけど、太陽の強い日差しに晒された墓石の周辺の気温は、グングン上昇していった。 メンバーは、作業員のYuちゃん、ベテラン左官職人のぼくと同年のHiちゃん、それにぼくの3人だった。 先日のお墓掃除で、母から出された希望を実現させるための人選だった。 その希望というのは、京都から取り寄せた土で土間になっている現在の仕上げを、「草の生えない仕上げにして欲しい」というもので、ありきたりの仕上げにはしたくなかった。 まず考えたのは、土のイメージを残して、珪藻土の土間にする、というもの。そんなイメージを持ちながら、お墓掃除で草むしりしていて、ひらめいた。 せっかくの京都のこの土を生かしたらどうだろう。 そこで考えたのは、この土にセメントを混ぜて固めて、ある厚さの土間にする。それを現況を見極めながら、自ら手をかけつつ、どんな方法がいいか、その場で判断していこうという計画だった。 判断を迫られるひとつは、その厚さ、そして最大の懸案は、土とセメントと水との混ぜる比率。 これを長いつきあいの職人Hiちゃんと、ああでもないこうでもないと、あえて試行錯誤したかったし・・・まあこれがたぶん、親父も似たようなことをするのではないか、という思いもあって、結果を問わずに喜んでくれるだろうと、いいように解釈したわけです。 その作業は、結局ほぼ1日かかり、ずっと霊園にいた。その間、いろんな人たちがお墓掃除に訪れてきていた。強い日差しの炎天下、それはまさしく真夏の光景にふさわしいものであった。 水くみ場では、何度かそれらの人たちと出くわすたびに、麦わら帽子のぼくに、向こうから声がかかってきた。「いやあ、暑いですね!」 最初は、「ほんとに強烈な暑さですねえ」とぼくも返していたけど、どうもお昼を過ぎてきたあたりからは、「気持ちがいいくらいに、暑いですね」というふうに、返すようになっていた。ダラダラ流れる汗で、下着はグショグショになりながら、逆に心地よいものに気分は変わっていた。 作業も仕上げの佳境にはいって、コテを扱っているHiちゃんをみると、頭のてっぺんから玉のようなあせが滴って、額の上で強い日差しに反射していた。 なんとかイメージに近い形の土モルタルに仕上がり、生乾きの上から、取ってあった土をふるいにかけて振って、完成とした。そして最後はいつものように、「20110808」と日付を左下に刻んだ。 さて、お盆にお参りに来た母は、どんな感想を述べるだろうか・・・ ▲
by take2zeronine
| 2011-08-10 13:57
| ●eベクトル/現在位置はどこ?
2011年 07月 24日
K.S を誘って展望台に来てみた。けど、鬱蒼とした木々に阻まれて、音はガンガン反響して、山に向かって響いてくるのに、コンサートの模様は見ることが出来ない。
いつもは閑散としていて、出会うことのない他の人たちに、今日は頻繁に出くわす。明らかに、みんな『JOIN ALIVE』の観客のようだ。 今日のぼくが考えたアクセス方法は、こうだ。 まず岩見沢公園パークゴルフ場の後ろの「テレワークセンター」から、原生林内の散策路に入る。そこから展望台へ、山の中の散策路を歩く。鬱蒼とした木々を眺めながら歩くこと20分程で、展望台に出る。汗ばんだ身体を、風に当ててしばらく佇む。コンサート会場から、頻繁に上がってくる観客を見ていると、キタオン会場へのアクセスが簡単そうだ。 じゃあ、戻りはキタオン経由だ。こんなに整備された展望台登り散策路が、いつのまにか出来ている。。 とにかく広いのだ。こんなに広いところを、黙っていても整備してくれるのは、実にありがたい。しかもタダでやってもれえるのだ。わが庭としては、最高なのだ。 降り着いたところは、キタオンステージに向かって右手だった。きのうからの連ちゃん組か、疲れているのだろう眠っている人たちが目に付く。 簡単に芝生席の上に、タダで入り込んでしまった。せっかくなので、1曲聞かせてもらい、反対左手口からパークゴルフ場を経由して戻る。 隠して停めていた車に乗り込んで、メープルロッジ・スパ毛陽の温泉をめざす。 ▲
by take2zeronine
| 2011-07-24 20:49
| ●eベクトル/現在位置はどこ?
2011年 07月 24日
別段どうということでもなかったが、家の中に戻ってテレビのスイッチを入れると、アナログ放送は終了していた。
本当はこのところず〜っと、終了まで何日というカウントダウン表示がなされえていたから、どんな終わり方をするのか見届けたかったんだけど、うっかりそのことを忘れていた。 外の車庫前のコンクリートの上で、かなり年代物のいただいた古い建具を洗うことに、夢中になっていたからだ。その建具はというと、細かい障子の桟の細工物で、書院の4枚建てと2種類の欄間もの。昭和初期のものらしい。 使い切った歯ブラシと小タワシと洗車ブラシを持ち出して、水の溶かした「マイペット」で、細かい桟をひとつづつ洗っていった。 気分を変えて、いったんやり出すと何か無心になれて、悪くはない。隅から隅まで磨き上げる、家の掃除がストレス解消になるという主婦の気持ちも、わかるような気がする。けどぼくにはたぶん、継続できないだろうな・・・ 複雑化してきた社会では、こんな素朴な作業がいい、ということはわかる。 きのう今日と岩見沢公園野外音楽堂「キタオン」で『JOIN ALIVE』をやっている。 そこから2キロのところが、『そば農園/Nubis Farm・日日庵』だ。このところ一生懸命木を植えている。ブナから始まって、庭で育ったナラの移植まで、もう60本くらいは植樹した。きのうも小屋の位置出しをやっていたんだけど、午前中の前の道路は、ずっと渋滞だった。道央道岩見沢IC出口から連なっていたようだ。かなりの人たちが市外から、押し寄せてきているようだ。 利根別原生林も含めて岩見沢公園は、『日日庵』にとっては庭としての位置づけだから、あとで展望台に登って、山の上から様子を見てこようと思っている。ネット古本屋のK.Sを誘ってみよう。 それにしてもテレビがないというのは、静かで気持ちいい。なのにあった時はなぜ、あんなに簡単に見てしまっていたんだろう。 当時70万も出して、せっかくA木電気の社長に買わされた日立のプラズマテレビだから、これからはレンタルビデオ専用にしよう。 ところで、わが家にはもう1台テレビがあって、28年間壊れずに見続けている、ソニーの「トリニトロン」だ。これはすばらしいねえ、だからデジタル用チューナーを付けて、まだ見続けようと思う。(やっぱり見ちゃうのか、テレビ) じゃあ、昼飯のそーめんで一息ついたので、展望台からキタオンの様子でも見てこようかな。 ▲
by take2zeronine
| 2011-07-24 13:53
| ●eベクトル/現在位置はどこ?
2011年 06月 09日
先日札幌の映画館『シアターキノ』で『ショパン』を観た。
会場は、団塊世代(女性は8割以上)で溢れていた。上映作品も明らかにその世代狙いのようなものが、多いように思えた。 ふと思い当たった。60才を超えて第2の人生をスタートした、まだまだ気分は青春時代の人たちが、いかに時間を持て余して溢れているか、ということを。 以前から考えていた「ふるさと納税制度」の資料をもらいに、市役所を久しぶりに訪ねた。岩見沢市政に完全に呆れてしまって、納税意欲が全くなくなってしまっていたからだ。本当はどんなかたちででも、自ら政治参加していくことが本筋だと思うけれど、いろいろ面倒さが先に来るのが政治だ。 納税の義務と満足度を満たしてくれそうな自治体に納めた方が、どうやら気分的にすっきりしそうだ。 こう言っていたら賛同してくれそうな市民も増えてきそうで、もしかしてそれが運動になって、市の財政を脅かしそうになってしまうかもしれない。この制度に制限はないのだろうか? ついでに、前段の気になっていた岩見沢の世代別人口分布の資料をもらってきた。タダで閲覧できるのかなと考えていたら、100円資料代として徴収された。ますます岩見沢に市民税を払う気がなくなった。 さて嘆いても始まらない、本題に入りたい。岩見沢の人口分布だ。 人口、89,837人(2011.5.31作成)0才から107才まで年齢毎に人数が記されたグラフになっている資料になっている。ちなみに0才は582人(男289/女293)、107才は女性でひとりだけ。 それをエクセルに打ち込んで、10年ごとにまとめてみた。 やっぱり一番多い年代は60代で14,508人(男6,786/女7,722)で全体の16.15%、次が50代で12,764人(男6,084/女6,680)で全体の14.21%、そして60代12.74%と続く。60才以上は、33,278人/37%にもなっている。 年齢別ベスト3は、団塊の世代だ。61才(1950年生まれ)1,793人、62才(1949年生まれ)1,746人、63才(1948年生まれ)1,730人、1,700人以上はこの世代だけだ。合わせると14,508人/16.15%になる。 これが三笠だとだいぶ違ったものになっているだろうけど、これはおそらく全国の人口分布に近いのではないかと思う。 ここで考えてみた。 ある程度のお金を残しているこれらの人たちが、毎週末ご夫婦で¥5,000使ったとしてみよう。岩見沢市内でだ。なんと2600万円の経済効果になるのだ。 ところで「ふるさと納税」だけど、思っていたより少額になってしまうようだ。つまり納める市民税と同額に近い分まで、寄付はできないらしいのだ。 やはりしっかり郷土愛をもって、自分の住まう市町村に納税の義務を果たし、その使途に対してはキチンともの申していくということなのだと思う。 ![]() ▲
by take2zeronine
| 2011-06-09 10:29
| ●eベクトル/現在位置はどこ?
2011年 03月 26日
いまほど、『にっぽん』(「日本」→「ジッポン」→「japan」)がひとつになっていると感じることはない。
またいまほど、日章旗を「美しいじゃないの・・・」と改めて思い直すことはない。 菅直人首相や枝野官房長官が記者会見で壇上に上がる時、国旗の日の丸に礼をする、その丁寧さが、この度の震災からよりキチンとしたものになって見えるのは、ぼくだけの思い過ごしじゃないようだ。 このナショナリズムが正しい方向に向かっていくこと切望している。 そして様々な形でたくさん届けられる、海外からの強い応援に、なぜか心が熱くなる。 そんなひとつ、この歌に出会った。 「その時まで(Until Then)」 ▲
by take2zeronine
| 2011-03-26 09:27
| ●eベクトル/現在位置はどこ?
2011年 03月 11日
やっと今、揺れが落ち着いた。
ちょうど事務所でブログ『バルセロナ紀行』を書いているときだった。ぐらっときて、周期の長い揺れがかなり続いた。そろそろ静まるだろうと高をくくっているとまだ納まらない。 事務所にいるのは、ぼくひとり。 机の下に避難しようか迷いつつ、パソコンの時計を見ると14:49、2分くらい続いた。わずか2分だけど、地震って異常に長く感じるものだね。 いま速報を見る。 宮城県が震度6強、大きいんでないかい・・・ 15:10、また揺れ出した。余震だ。同じような長い周期の緩い揺れ。 15:15、事務所のラジオが津波警報を流している。 ニュージーランドのこともあるし、被害状況はどうなんだろう、心配だ。 ▲
by take2zeronine
| 2011-03-11 15:08
| ●eベクトル/現在位置はどこ?
2011年 01月 14日
(前回につづき、雪です)
たぶん、夏ならスコールだろう。バケツでぶちまけたような土砂降りの雨、まさにそれの雪版ではないのか。 先日岩見沢市内を車で走っていて、そんな雪に遭遇した。風のない垂直に落ちる重量のある大きめの雪片が、間断なく大量に落ちてくる。それはまるで滝のようだった。過去にも当然あったと思うけど、そんな風に感じた降り方は、初めての経験だった。 軽めの雪片が、適量ヒラヒラと舞って落ちてくるのは、情緒があるけれど、そのときは気持ちの良いくらいの爽快な降りっぷりだった。風のある吹雪のホワイトアウトはよくある体験だけど、垂直に落ちてくる雪だけで、目の前が真っ白になるというこれもホワイトアウトなのだろう。雪のスコールだから、長くはつづかなかったけど・・・ ここ1週間降り続く雪に、行政の除雪班は相当混乱しているのではないか。 バス路線は優先して排雪されるのに、その後からもう路肩は雪の山で大型車の通行に支障をきたしている。 こんな時、一番除雪が早いのは、やはり高速道路だ。だから道央道を使うようにしている。 きのうは江別周辺が大降りで、岩見沢〜江別東は開通していたので高速を使い、4番通りへ抜けて野幌寿町へ行ってきた。4番通りは道幅は狭かったけど、車は空いていて、もともと40キロ制限だから夏と変わらない時間で行ってきた。 こんな時180万都市札幌市内は、たぶんもっとひどい状態だろう。ちょっと近づきたくないね。 以前から感じていたけど、こんな状況での経済活動はおそらく相当なハンデになっている。と嘆いても仕方がない。お手上げあきらめの境地で、雪の神に身をゆだねて、ただやるのみです。 ![]() 事務所の前の歩道の積雪と除雪状況、子供ならトンネル遊びだね。 ![]() 軒の出が1820ミリあり、そこからさらに1m近くせり出している。 ▲
by take2zeronine
| 2011-01-14 10:07
| ●eベクトル/現在位置はどこ?
2011年 01月 11日
やっぱりか、という感じで今日も雪が降り続いている。
打合せで栗沢に行ってきたら、国道234号線は大変なことになっていた。国道12号線も2車線が1.5車線状態だったけど、234号線はひどかった。 天気予報で、天気図が典型的な西高東低だと、岩見沢はほぼ大雪になる。そんなときでも234号線を下った栗沢あたりは、少なめだ。ところが今回は、路肩の雪の山も完全に背丈を超えていて、圧倒的景観になっている。 打合せを終えて栗沢から岩見沢に向かってくる。高速のインターチェンジが近づくと、どうやら渋滞の様相。 そうか、岩見沢〜札幌間が降雪のため通行止め、札幌へ向かう車はみんな、岩見沢で降りて国道12号線を下ることになる。しかも岩見沢市街地へ向かう右折する車線は長く2車線あるのに、札幌方面へ左折する車線は、短くて1車線。誰が考えても渋滞だ。 昨日もここから12号線まで出るのに、わずか2キロくらいのところを、30分もかかったというし、裏道は除雪が降雪に追いついてなくて、もっとひどい、という朝の社員からの情報を思い出し、ちょうど目の前のインターチェンジから下り方向に乗る。美唄方面は幸い開いていて、三笠ICを廻って帰ってきた。通常岩見沢ICから事務所まで、約10分くらいだから、15分ほどでかえって来れたのは良い思いつきだった。 まあ例年のことを考えるとこんなドカ雪は、シーズンで必ずあるわけだし、驚くことではないのだけど、お正月があまりにも少雪で静かすぎた。極端から極端へは、当然混乱を招く。 2004年の大雪の時は、わが家の北面軒先と落雪した雪がつながって屋根が一体の雪の山と化したけど、今はまだ半分ほどにしか落雪した雪が軒先に達していないから、こんなものではないはずだし、年を追って少雪になってきている気もするし。 ただ不思議なのは、ほとんど積雪のないお正月の冬の光景も、真冬なのに雨が降ったりする光景も、こんなドカ雪の路肩が背丈を超える雪の山になる光景も、イメージがすり込まれてしまったせいか、同じ冬の光景として違和感なく同居してしまっているとうことなのだ。 白一色の寒い日が延々と何ヶ月も続き(三寒四温はあるものの)、遊びは外で雪まみれ、猛吹雪であったり、ドカ雪であればあるほど心は奮い立って燃えるというのが、ぼくたちの小さい頃の冬のイメージだったけど、実際あんな冬は、もう来ないのかもしれない。 ▲
by take2zeronine
| 2011-01-11 13:11
| ●eベクトル/現在位置はどこ?
2011年 01月 01日
あけましておめでとうございます。
2011年元旦。パソコンの時計をみるとAM9:11(土)、予想通り少雪の、静かで平和な正月だ。 手元には、御神酒。今年は『男山』だ。 去年の元旦ブログを、念のためにチェックしてみる。御神酒を持ってパソコンの前でキーボードを叩いているから、朝、目覚めてのここまでの行動は、同じようなものだ。条件反射、動物なんだ。年取ると余計かも・・・ きのうの大晦日は、長女と次女がピカピカになるまできれいに掃除をしてくれた。トイレもキッチンもさっき使ったけど、朝からとても爽快で気持ちがいい。ベッドメイクも洗いたてで、目覚めもスッキリだ。 ぼくはベッドとソファを担当、マレンコ(27年使用のアルフレックス)のファブリックとベッド(これもアルフレックス)のシーツ、枕カバーを脱がせて洗濯した。この季節、室内湿度は極めて低く、1日もせずに乾いてしまう。 その後買い物をして、自宅と事務所と「結ホール」の正月飾りを済ませるともう午後6時。12月31日が誕生日の今年も帰道している弟に、長女が誕生日ケーキを買いたいというので付き合うも、3軒廻ってどこも店じまい、大晦日だもの早いよね。 予定より30分遅れで、ソバ打ち。今年は先日教えられた、鴨せいろならぬ、鶏せいろに挑戦。実は試作もしていたので、つゆの仕込みも完璧で、あとはただ旨いソバを打つのみ。岩見沢産の粉を使って、適当な配合で捏ねる。細い麺がいいという弟のリクエストに応えて、なるべく薄く熨し、細く切っていく。切ったソバは乾燥を避けて、こないだ友から送られてきた佐呂間産カキのスチロールの箱に保管。6人前にちょうど良さそうだ。 テーブルに付くと年取りの晩餐は、待ちきれず始まっていた。ブックカフェ『レイモンド』で仕入れたシャンパンで弟の誕生日を祝い、増毛産海産物の手巻き寿司を食べながら、紅白歌合戦をみる。 飲みながら食べ続け、今年は眠りこむことなく、白組「徳永英明」の唄を聞いてソバを茹で始める。 美味しかった。つゆも弟が鶏にひと工夫加えて、絶妙だった。熱々に脂の効いたつゆに、茹でたての香り立つ冷たいソバを入れてすすった時、思わずぼくも「うまいっ!」と叫んでしまった。 (ここでミッフィーのガラスのコップの御神酒がなくなったので、補給のため中座、次はビール) さて、近年は年賀状は元旦に書くようにしている。毛筆が好きで、書き初めも兼ねてそんな習慣になった。 静かに墨を擦り始める。こころも静まっていく。子供たちには、いつものようにメッセージを書く。 年賀状の絵柄は、昨夜決めた。母宅の晩餐から帰ってきて、親父の写真の前にある干支の版画をみていて、これにしようとなった。なかなか味のある版画で、確か伊勢神宮お祓い街おかげ横町でかなり以前に購入していたもので、もう何年もその年の干支の版画を額に入れ替えるのが、お正月の儀式になっていた。 作者は、徳力富吉郎(1902~2000、1924年京都絵専主席卒業)、いまになって年譜をみて活躍を知った長寿の版画家だ。 ことしは丁卯(ひのと う) ![]() 年末は29日から休み、夜、友との忘年会をもつ鍋でやって、仕事のことは頭から離れていく。 代わってもうひとつしっくりきていなかった『フォーエバーヒルズ』住宅棟案が頭を占め始める。15尺四方から16尺四方にしてゆとりを持たせ、南北軸線にこだわらない北西隅に目一杯追い込んだプランに、こだわっていた頭を切り替えてみる。 なんか方向性は良さそうだ。 もう少しで明快な回路でディテールまで解決していきそうなので、7日まで休みのお正月も、その詰めに没頭しそうで少し楽しみです。 それではみなさま、ことしもよい年でありますように・・・ ![]() ![]() ▲
by take2zeronine
| 2011-01-01 14:56
| ●eベクトル/現在位置はどこ?
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