バルセロナ紀行2011/その12

　バルセロナ3日目・2、グエル公園

　海外で出歩く時は、リュックを背負って歩く。中にはガイドブックと双眼鏡と水くらいしか入ってない。ただ買い物した時、そこに詰めて持ち帰るのが、楽だからだ。
　オリンピックマリーナから地下鉄で最寄り駅まで移動して、グエル公園に向かう。同じように向かって歩いていく観光客に混じって、駅からグエル公園の標識に従って歩く。ガウディの見学では、ここは無料だから様々な人たちが群れている。当然怪しい連中もたむろしている。
　案内板で方向を確かめていると、さっそくきた。背中のリュックのポケットのチャックを開ける気配。そして気をそらそうと何か話しかけてくる。2～3人で組になっているのだ。別にポケットの中には、何も入ってないからどうだっていいんだけど、危ないね。「ノー、ノー・・・」といってすぐに離れる。
　ということで、俗で大衆的なのが、この公園だ。
　物売りやミュージシャンやスリ、観光客に係員まで雑多だ。一巡りして、例のベンチのある広場で、大道ミュージシャングループの楽しい演奏を聴きながら、一休み。最後はお土産ショップで買い物。帰路のお土産屋さんで欲しかったグエル公園トカゲ柄Tシャツ発見、サイズもばっちりで即ゲット！

　番号を覚えていたので、帰りは市バスでホテルまで戻り、いったん休息。朝のパンをとっておいたのと、日本から持ってきていたカップ麺蕎麦で軽く昼食、これが美味い。
　そして次の行動の作戦を練る。
　ガウディは予定通り終了したので、次は美術館にシフトを変える。マイヤーの現代美術館もあるけど、やっぱりミロとピカソだよね。
　まずはモンジェイックの丘へ再び、今度はスペイン広場側からアプローチしてみる。
　なぜなら途中にミースがあるから。
駅から案内のサインが続く。
公園は山側の高台、屋外エスカレーターで上がっていく。ちょっと香港を思い出す。
このあたりから、怪しい連中が現れてくる。

ラテン系って落書きが好きですね。この案内サインから、サボテンにもびっしり、やるもんだね

大道ミュージシャンが大勢いた。バケツにロープを張ってベース、ドラムはそれを叩いていたこのグループが、一番稼いでいたようだ。

こんな風にひとりで決めているギターリストもいる

遠くにサグラダファミリアが見える

上からアプローチして、例の入り口のトカゲを見下ろす

動物のタイルオブジェ、あまりにも有名になってしまっている

トイレ入り口鉄扉のデザイン。

ご覧のようにタイルが美しい。
カサバトリョから始まって最後まで、地中海のように透明感があって抜けていて、明るく美しいのだ。

そして鉄扉の門扉。
うねる構造デザイン、鉄、レンガ、そして明るいタイル、それがガウディだった。

お別れの最後に入り口全景