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2022年 11月 15日
1986年竣工の自邸で過ごす日々の時間が、病開けの療養もあってとても多くなってきている。
当然住宅の設計に身を置いてきたプロとしては、今度は自ら住まうその居住性に目が向くようになった。 たとえば温熱環境・・ わが家の断熱性は、中断熱低気密(壁GW100+FP板50、天井GW150/気密シートなし)。 東京での設計活動で学んだわずかな期間の中に、断熱気密と換気暖房の計画がいかに生存権に関わってくるかという概念がなかったためだ。 ただ北海道で生まれ育った中で、自然に身についていた家の中における暖かさの重要性は、本能的なものだった。 だからUターン後数年も経たないでの自邸建設は、寒地住宅における知識がほとんどないなかで、見よう見まねの先端的トライであった。 そして1〜3.スラブ下は、外部空間、4〜8.スラブ下は、車庫と暖房居住下階あり。 間の建具には5ミリ単板ガラスと網戸が入っている。 3.玄関テラスは断熱区画されたいわゆる中間領域で、ただし2.3.の間の玄関ドアは断熱なしの木製ドア。 それでも昼間の日射取得と居間から漏れてくる暖房で、15℃までになっている。 3.4.の間の建具は、6ミリ断熱採光板の大障子(1820×2175ミリ)3枚引き。 4.の暖房は薪ストーブと灯油ストーブのペチカ余熱温水床暖房で、前日の薪燃焼は2〜3時間ほど・・ それと5〜8.から流れてくる低温水床暖房の熱。 それで温度差は4℃。 温度分布のグラデーションだ。 そして8.の窓を改修したばかりのお風呂。 壁も天井も窓ガラス面も19℃、低温水暖房オンの床は30℃。 36年前の自分がやったこと(自邸設計)がいったいどうだったんだろう? といろいろ湧き上がってくる好奇心に、検証してみる機会を見つけて、実践していこうと思う。
by take2zeronine
| 2022-11-15 06:35
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