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2020年 12月 25日
20世紀後半1990年代になって当社でも、その進化の速度に合わせてCADが急速に浸透していく。 転機はWindowsからMacに切り替えて、ソフトにMiniCad(VectorWorks)を採用しだしたあたりからだ。 ![]() ![]() 上は、それまでぼくが描いていた標準図1995/手書き(フリーハンド)。 下は、札幌高専(清家清校長)から入社したばかりのSSがCADで描いた標準図2001。 数年毎に進化していた社内標準図の初期の頃です。 この時期はちょうどCAD化の変わり目だった。 そう思ってサーバーの引渡図書竣工図の履歴をチェックしてみる。 1995年までの竣工図は、A2サイズトレペに手書き(定規)青焼き、1996年からA3サイズCADになっている。 しばらくぼくもCADでいろいろな表現方法を探ったけど、結局手書きに戻ってしまった。 どうあがいてもマウス使いは、若い頭脳とその反射神経に太刀打ちできない。 CADで描くならむしろぼくが横に座って、まるでAIに命令を出すように、彼らに指示した方がスムーズだと気がつく。 その一方でぼくの図面は、鉛筆やシャープペンシルのフリーハンド手書きだったり、iPadのお絵かきソフトのエスキスだったり、さらに大量に出てくるコピー紙の裏紙にボールペンと色鉛筆だったりと、図面という概念からだんだん離れていく。 ぼくの設計フォルダー2020には、今やこんな図面ばかりがストックされている。 ![]() ![]() モッキーノコンパクトメゾネット。 買ったばかりのiPadをいつも手元に置いておいて、気がついたことを描き留めておくには重宝した。 ![]() キリスト教会納骨室。 誰のために何のために描く図面かを意識して・・ これはプレゼン用と自分のスタディ用を兼ねているので、縮尺は守っている。 ![]() スタディ用描いて、結局プレゼンにも兼ねる。 平屋16坪小住宅、高単住。 ![]() 余市タイニーハウス4unit、プレゼン用と施工用兼用、大工にもコレを渡して作ってもらった。 ![]() ほぼ素人たちで造る『つららはうす』。 スタディ用と施工用、キナミ組に送って検討してもらう。 こんな風にトシと共に手も動かなくなってきて、消しゴムで消すのさえ億劫になり、でも思いついたら裏紙にボールペンで走り書きする。 意に添わなければ何枚でも書き直していると、だんだん手が動くようになってくるし、その書き直し作業の過程でスケール感の精度も上がり、イメージも膨らんでくる。 まあ伝わっていくだろうというあたりで、控えめに色を付けて、材の違いを引き立たせる。 こんなでどうかなと思いつつ、コレが意外と相手に設計意図が伝わっていくようで手応えがある。 だから今のぼくは逆に、CADからドンドン離れてしまった、別のところにきているです。
by take2zeronine
| 2020-12-25 08:14
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