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2019年 01月 16日
2018年2月、初めての孫が無事誕生した。 デザイナーが川上元美というので、迷うことなく『君の椅子プロジェクト』に申し込んだ。東川へふるさと納税すれば、返礼品として送られてくるいうことだった。 そして完成したその椅子は、一旦ぼく宛に届けてもらうことにしていた。 わが家の食卓椅子もアルフレックスの川上元美デザインで、このアーム付にぼくは35年座り続けてきている。 こうして並べてみると、プロポーションがよく似ている。 (自邸の使い込んだ床、自ら貼ったナラのパーケットフロアー、バックの断熱採光板障子の向こうはテラス玄関) これで13番目(つまり始まって13年目になる)の君の椅子らしいけど、少し大きめで母親でも座ることができそうだ。 ぼくも座ってみる。道産のミズナラ材で、とてもしっかりした造りだ。 大人になってもず〜っと座り続けることが可能だろう・・・どんな物語を紡いでいくことになるのか・・・ 背板の部分の穴はデザイナーの遊び心、覗き見する穴なんだって・・と発案した磯田憲一氏がデザイナーとのエピソードを、確認でいただいた電話で語ってくれた。 ひょっとして彼は、一人ひとりに直接電話を入れているのかな・・ このアームレス食卓椅子のどちらかが、今回母親になった娘が座り続けてきたものだ。 つまり三世代で川上元美の椅子に座り続けることになる。 不思議な縁だね・・ 35年使い続けて座面の革が汚れてきたことと、積層曲げ木のアーム部分の塗装が少し剥げてきたことぐらいで、全く原型に変化はなく座り心地も変わらないし、あきもこない。 すばらしいね。
by take2zeronine
| 2019-01-16 07:44
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