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2018年 09月 12日
北海道で冬の暖房は、煙突を立ててストーブを焚くのが、以前は主流だった。 1986年竣工の自邸にも、集合煙突がある、暖房はペチカだったから。 この写真右コンクリートの壁の裏に集合煙突が立っている。 2階腰までRC造、そこからコンクリートブロックが積まれている。 屋根上から3.5mほども自立して突きだしている。 これが心配だったけど、今回の地震では大丈夫だった。 2階腰の高さまで鉄筋コンクリート(RC)造、煙突コンクリートブロック用の鉄筋は錆びてしまっている。 何しろコンクリート打設が前年だったからね。自社大工が忙しく、翌年春に建て方が始まった。 冬期間鉄筋の養生することなく越冬、当然錆びますわね。それでも32年間持ちこたえているから、なかなかなもの。 凍害にも弱くこんな風に板金で囲ってしまうのがいいようだ。 これは上部が完全に倒壊してしまった。 よく見ると配筋がイマイチのようだ。 これだけのものが下に落ちていていた。 ブロック塀の事故もあったけど、組積コンクリートブロック造は構造基準通りの設計施工を確実にするということだろう。 当たり前じゃないかといわれるけど、でもそこなのだ。 わが家の煙突施工中に職人さんが、「ちゃんと鉄筋入れるからね。」といっていたのをいまだに覚えているけど、戦後の物資不足から材料のグレードダウンのため、間引きの習慣はあったのかもしれないとその一言で感じた。 主筋(メインの4隅)はD16ミリ筋でD10ミリのフープ筋は200ピッチ(あのときの記憶では200ミリ以上あったような気がするが・・)、そして適正な調合のモルタル、これが満たされていれば32年後の今でも構造強度は保たれていることが、この度の地震で証明できた。 一安心・・ 業界に身を置く人間でも、自然の猛威を相手にすると不安はつきまとうものです。
by take2zeronine
| 2018-09-12 17:21
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