いえのえほんその後/のっぽろ i 邸2010

　2010年竣工のっぽろ i 邸を住宅雑誌『リプラン』が取材した。

　・シンプルな間取り、無駄のない動線

　・吟味された道産素材

　・薪ストーブだけの暖房

　こんな生活空間が興味深いらしい。　物置付きカーポート、枕木を敷き詰める

　カーポート物置壁に、トヨエモン、いい風合いを醸している・・

　アプローチの隣地境界上に、豊富な薪が積まれている

　大開口と物干しデッキ

　手前の管は、アースチューブの給気口

　ポーチの目隠し、これまたいい風合い

　竣工当時とは、かなりの違いです

　ちなみに、竣工時全景

　薪ストーブまわり、小道具が大分増えた

　無垢エゾマツの梁と天井のトヨエモンルーバー

　無垢材という要望に応えて、窓枠にもトヨエモン

　階段段板は、古材を削り直す。1枚1枚材種が違う。

　足触りに深みが増して、まことに心地よい。

　階段の手すり、無垢のヒノキから削り出す。

　何度も手の感触を確かめながら、太さや形状を決めた。それの手触りがますます良くなっている。

　*　　*　　*

　1階に個室はなく、2階には寝室とゆったり広い納戸と階段ホールの書斎コーナーのみ、間取りもシンプルそのもの。必然的に、動線も無駄のないものになっている。

　『率直無意匠』のコンセプトを、まさに体現している。