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2015年 06月 24日
きのう新住協の札幌支部主催で、工務店向け完成物件の見学会が催された。
いままでは、札幌支部独自の行事はダメよということで、札幌でやることは北海道全体ということでやりましょうということだった。 それが一般社団法人化ということもあるかも知れないけど解禁になって、札幌版次世代住宅基準の住宅を中心に、先端的取り組みをしている住宅を見学しようと4物件回ることになった。企画したのは、前事務局の斉藤さんから代わった白井さん(北海道住宅新聞)、この話を先生(鎌田紀彦新住協代表理事/元室工大教授)にしたら、参加するということになって、仙台からやって来てくれた。(今年から仙台の本部が活動拠点になっている) やっぱり先生が現場に来ると全然違うね。 ちょっとした疑問を投げかけると的を射る的確な指摘にコメント、その言いたいことを遠慮なく言い放つ(当然相手を見極めながらだけど・・)言い回しに、場は否応なく盛り上がってしまう。 そうだよな、我々北海道の工務店はそうやってに先生に鍛え上げられてきたんだよなあと、改めてその魅力に感心してしまった次第です。 札幌版次世代トップランナー基準Q=0.5Wなので、断熱は当然厚くなる。その厚くするやり方にそれぞれ工夫が凝らされる。まだ決定打が出ていないなかで、当事者の工務店とやりとりが行われる。 これには広い視野と柔軟な発想、そして研究者的データーの蓄積をある程度持ち合わせていないとなかなかできるものではない。 ぼく自身こういった掛け合い的話の中から引き出される鋭い視点から、たくさんのヒントをいただいてきました。 2軒目は、その事例。工務店は太洋建設。 パネル4枚ずつで給湯と暖房のお湯をつくる。南面の窓から日射取得する。そんなテーマ・・ 4軒回って、午後から場所を変えて、補足説明と質疑、先生のコメント。これがまた興味深く面白い。 現場とその造り手である工務店の人たちと接していると、先生も生き生きしているように思える。面目躍如・・ Q値の性能だけを追求した札幌次世代版とキューワン住宅(「Q1.0」と表記するとどうしてもQ値に目が向いてしまう/言い出しっぺのぼくも最近責任を感じだしてきている)の考え方の違いや矛盾点を指摘していく。 むやみな目標Q値の達成は、ゆとりを失ったバランスのいい住まいになっていないという指摘は、先生が発することで、やけに説得力持って聞こえてくる。 朝の9時半から4時半までの長丁場、久しぶりに新住協のいいところを味わった有意義な1日でした。
by take2zeronine
| 2015-06-24 13:40
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