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2012年 10月 25日
脱穀して乾燥させて粉に挽いて、捏ねて熨して切って茹でて、みんなで食べてしまう。(予定) 道具は使ったけど、機械を使ったのは、今のところトラックターだけ。 一方、敷地の奥、道路から40メートル入ったところで、小さな小屋を作っている。 利休の茶室みたいな2.5帖の広さ、玄関先に6帖のテントスペースの土間(キッチンと食事の場)、大人の工作と題して、こちらはなるべくぼくひとりの力で作っている。 現在畑は、5畝の脱穀がまだ残っている。 小屋は、外壁が張り終わってなくて、このままでは冬が越せない。 週末は、打ち合わせがたて込み、川俣正の墨田川クルージングで東京行きがある。翌週になると11月、おそらく雪が降ってくる。 それで水木金と3日間やむなく農繁休暇をとった。 農家の子供たちが多かったので、小中学生の頃は、春と秋になると農繁休暇があった。授業は午前中で午後からは家に帰されて、農作業の手伝いしなさいということだった。 農家でないぼくは、その時期になると誰も遊び相手をしてくれず、ひとり棒きれを振り回しながらつまんないなあ、と暇をもてあましてプラプラしていた。 懐かしい〜、思い出すね、あの頃・・ その初日、天気予報は雨、外での脱穀は無理とみて、小屋の外壁張りをした。出来高は70%、外部完成は間近。 今日は電気工事もした。これは電気屋さんにお願いした。 どこまで現代の便利なところを入れ込むかは、悩ましいところでもあるけど、本能的で根源的部分だけは、呼び覚まされるような場所でありたいと思っている。 * * * そして農繁休暇2日目、長沼のマオイの麓に敷地を見に行って、遅くなってしまった。その敷地のロケーションのすばらしさもあって、建物と敷地のイメージがドンドン膨らんでしまったこともある。 畑に着くとすでに11時、さっそくトラックにシートを敷いて、乾燥島立ての束を運ぶ。数えてみると島立ての束は40近い。そのうち26束を運びあげる。前年の15に比べて、かなり多い。 発砲スチロールの小椅子に腰掛けて、前回確立したスタイルで叩き始める。今日は絶好の脱穀日よりだ。 気持ちよく脱穀が進むので、刈り取りに手伝いに来たふたりにTEL.してみる。 収穫報告会を是非やろうという、それいいかも・・・ 叩きながら閃く、川俣にもTEL.して、三笠プロジェクトの次回は、蕎麦プロジェクトにしないか、と提案してみる。 やはり北海道は1次産業、林業の間伐材ももちろんいいけど、グランドを耕して蕎麦を栽培して、それを素材になんか出来ないかということなんですよ。 「よしっ、わかった、だからあそこにキッチンは必要なんだよ。」と川俣、「例の川俣7作品の売却で、その資金にすればいいのさ」とぼく。 アイディアもいいけど、やっぱりひとり仕事は寂しくて飽きてくる。すぐ近くの中学校のお昼の鐘もなって、昼休みだ。でもぼくは今、2食でOKだから、脱穀の叩きはひたすら続ける。 そしたら来ました、トラックの横に見慣れた車が停まって、MM(三笠ふれんず)夫人のSちゃんが、降りてくる。 おやつとコーヒーを差し入れしてくれて、一服しようという。 いやあ、うれしいねえ、昼から急に空模様が怪しくなり、太陽も陰って寒くなり出していた矢先に、暖かいコーヒーだ。 お菓子を頬張りながら、コーヒーを飲んで、生き返る。もう撤退しようか迷っていたところを、トラック分26束は片づけてしまおうと、再び元気が戻ってくる。 結局降りそうで降らない雨とSちゃんのおかげで、トラック分完了、と同時に雨が降り出すから、なんてついてることか。 農繁休暇3日目も、なんとか今日みたく半分は晴れてくれれば、7.5畝の脱穀は完了する。さてどうなるか・・・ ちゃんと土間コンクリートにして、キッチンをセットする予定。 偉大な太陽の恵みをつくづく実感する。住宅もいかにそのエネルギーを取り込もうかと苦心していることを思うと、人間にとって太陽は、古代の昔からそれが全ての基本だったのではないだろうか・・・ 真ん中に脱穀後のソバの残骸が、山になって見える。 葦の黄色が美しい・・・
by take2zeronine
| 2012-10-25 21:28
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