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2011年 10月 06日
当社には、大工さんが11人ほどいる。 小さいときからその仕事の一端は、ごく自然に見てきたような気がする。 男の子のなりたい職業ベスト3に、小学校低学年ではいつも大工は入っているらしい。 古代から男子の仕事としてあるわけだから、それは男の子の本能的部分を刺激するらしい。机に向かってパソコンのキーを叩いているより、ずっと人間的で男らしい。 一時は敬遠された職業へ、環境さえ整っていれば再び若い人たちが戻ってきているようだ。 当社は、建築主から注文があって初めて、仕事が成立する。決められた期間と金額で、それを請け負う。 たまたま、たくさんの仕事が入ってきて、工期が間に合わなかったり、すべての大工に仕事が行き渡らないように途切れてしまったり、工場生産のようには、なかなか上手くはいきません。そのやりくりは、大工さんが多ければ、より難しく悩ましい。 必ず訪れる、その途切れてしまうときの大工さんの仕事に、注文があるわけではない家具を造ってみたらどうだろうかと思い立ったのが『タケ家具工房』の始まりです。何が売れるだろうか、何がユーザーの心に引っかかるだろうか、という読みと、出来上がる造型のセンスが問われるところです。 2008年頃から春に『結ホール』で、そんな家具の放出市をやるようになった。 ぼく自身も時間があるときに、アイディアスケッチをためておく。こんなものがあってもいいなとか、これがあると生活が便利になるのではとか、対象は小さい子供からご老人までいろいろだ。 そうやって造っては反応を見ていくと、またアイディアも膨らんでくる。 大工の本業としての住宅造りからの家具としても、オーダーが入ってくる。 「すぐに対応は出来ないですけどいいですか?」と言えるようにもなる。 たまに立つ厨房から、スツール兼用踏み台を思い立ち、自分の子供が小さかった頃をイメージしながら、キッドチェアーのシリーズが展開している。 家具職人のように、細やかで繊細な仕上げにはならないけれど、当社がストックしている種々の良材の端材を適材適所に使用して、大工が造る素朴で無骨だけど頑丈でひと味違ったものが出来上がる。
by take2zeronine
| 2011-10-06 07:46
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