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2011年 09月 26日
ヨドバシカメラで眼鏡のレンズを換えた。眼鏡ですらヨドバシカメラで買ってしまう。
学生の時は、よく淀橋カメラに通った。ぼくの学生時代は、「北海寮」での寮生活だった。東大生や美大生や医学部やら、硬軟様々、いろんな大学の連中がいてバラエティに富んだ雰囲気は、けっこうおもしろかった。写真部があって、101号室は暗室に改造されていた。 ヨドバシカメラは昔、新宿西口淀橋の1画にあった。だからヨドバシカメラ、フィルムや印画紙や現像液などを買いに、いつもいっていた。ぼくの通学路の途中でもあったから、簡単に立ち寄れた。 まだ淀橋上水道跡地に新都庁舎はなく、副都心構想で高層ビルがちょうど建ち始めていた頃だった。まさか、札幌にまでヨドバシカメラができるとは思ってもいなかった。そこで家電やパソコン、眼鏡まで買うとは予想出来るはずもなかった。 老化現象に視力もあるけど、どうも効き目の右目のレンズがあわなくなってきていた。近くが見えづらくなってきたのだ。その新しくなった眼鏡の受け取りに行ってきた。受け取りは、ほんの数分、2時間タダになる駐車時間がもったいなくて、紀ノ国屋書店に寄ってみた。¥5,000の図書カードを持っていたので、面白そうな建築本でもたまには探してみようかと、エスカレーターで2階へ上がる。 高価な有名建築家の作品集には、あまり食指が動かない。おもしろそうな読み応えのある誰かの著作がないかと、読み物中心に探してみる。 そうして選んだのは、と内藤廣「著書解題」と青木淳「住宅論」だった。なぜかどちらもINAX出版の対談集、装丁、ブックデザイン、製本もしっかりしていて、中味もよさそうだなと手にした結果が、たまたま同じ出版社だったのだ。本は、TOTOよりINAXということか。 □著書解題/内藤廣 ¥2,400+税 1950年生まれの団塊世代内藤廣、取り上げられた著作とその著者は、まさにぼくの学生時代とオーバーラップする。大学教育ってこんなものだったのかとか、大教室の授業に手応えがあるわけもなく、まもなくぼくの図書館通いが始まる。まったくよくある大学生のパターンだ。 でもそこは以外に発見が多く、おもしろかった。毎月随時発刊される、新しい内外の建築雑誌を眺めているだけで、だんだんぼくの目も見開かれていく。お気に入りの建築家も登場してくる。 そう、当時ぼくの関心を引いて、少ないこづかいのやりくりの中から購入した著作や目にしていた著者(建築家)たちが、ほとんど取り上げられている。そして同じような思いに、ぼくも駆られていた。 内藤廣のつっこみ方のバランスも絶妙だ。初回の磯崎新から伊藤ていじまで大変おもしろく、今となっては、非常に客観的に読めた。 □青木淳・住宅論 ¥2,200+税 いつだったか、まだ竣工まもない青森美術館を見学した。ほとんどメディアによる視覚的情報なしに訪れた。よかった。地下に潜る縦の重層的展示室の計画がしっくりときたのを記憶している。センスもよく、気持ちのいい空間だった。 そんな彼がプリツカー賞の妹島和世と西沢立衛や伊東豊雄、また「三笠ふれんず」の川俣正などとも対談している。川俣正はいつも、なぜか建築家を刺激するようだ。 また西沢立衛の設計手法には、かなり刺激された。まだ見てないので、どこかで彼の設計した住宅を見学してみたいなと思った。 いつの頃からなのか、建築家の文章は訳が分からないものと、一般の人たちからは言われている。多少専門的な知識のあるぼくでも、ほんとうにそう思う。 でも中には、ある程度わかりやすい自分の言葉で、想いを述べている著作があるのだ。 まあぼくとっては、2回くらい読み込んでしまう、そんな建築本だった。
by take2zeronine
| 2011-09-26 09:56
| ●いえのえほん/その覚書
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