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2011年 06月 13日
シリーズ「いわゆるポスト・Q1.0(キューワン)は、どうなっていくのか?」
また再び、あのゼミが始まった。 あのゼミとは2004年、鎌田先生が「たとえ1社でもいいから、ぼくはやるんだ!」と言って始めた、ぼくにとっては伝説的なゼミになっている、新住協の「Q1.0プロジェクト」のゼミのことだ。ゼミは1年間やった。 それが全国的に500棟以上のQ1.0住宅としての成果を残しながら、7年が経過した。 今度はポストQ1.0として、北海道におけるほぼ無暖房住宅に向けたプロジェクトとして、新たに始動したのだ。 3月7日のこのブログの話を受けて、さっそく第1回ゼミが4月7日開催、Q1.0-X(キューワンエックス)概論の講演だった。テキストは、「Q1.0 book」 京都の総会を挟んで、何となくぼくの中で見えてきたものがあった。 無暖房の状態の室温は、17℃程度、家中これを基本の室温にして、さらに暖かさを必要とするところに、ローテックな熱源を備える。推奨温度は21℃程度、わずか4℃分。 こんな「ほぼ無暖房住宅」のイメージで、「Q1.0 book」を読み込んで、先日6月9日の第2回ゼミに臨む。 1回目に続き50名ほど集まる。「これじゃ多すぎてゼミにならないね」と先生。 このゼミの特徴は、参加出席自由で無料、来るもの拒まず。この動きに何かを感じ取るのか、出席したいけどいいか、と第1回以降、いろいろなところから、出席の打診があった。エンドユーザーも含めて、時代の空気はどうやら、確実にその方向へ向いているようだ。 そんな状況の中で、2回目のゼミは、参加メンバーとやりとりしながら、実際にQpex(キューペックス)を動かし、「ほぼ無暖房」へ向けた仕様を、もう少し詳細に掘り下げていく。鎌田先生の真骨頂だ。 換気、基礎、屋根、外壁、窓。 太陽熱、太陽光、暖房、省CO2の手だて、そして電気に依存しすぎない熱源。 ほぼ無暖房は、ほんのわずかな熱源でいい。 たとへば薪なら、ちょっと燃やすだけの簡単なストーブでいいのだ。
つまり全室暖房から再び、この寒冷地で間欠局所暖房に戻ることになるのだ。 強力な熱源で、一時は力ずくで自然に対抗していた時代から、高度なテクノロジーの進化を上手く使い分けることで、季節に応じた簡素で柔軟な暮らしが、可能になりつつあるのだ。 それが、ほぼ無暖房住宅、『HOBOMU/ほぼむ』ではないかと、ぼくは考えている。 第3回ゼミは、7月15日です。
by take2zeronine
| 2011-06-13 15:23
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