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2017年 03月 10日
基礎コンクリートを冬期寒中に打設する場合、設計通りの強度が期待できない場合がある。
もちろん氷点下以下なら、硬化する前に凍結してしまってコンクリートにならない。それで冬期の基礎工事は、すっぽりテントで上屋をかけてしまって、内部を適正な温度に採暖して保つようにする。 まあ、コストアップの要因ですけど、この費用はお客さんに負担してもらうことにはならない。 これはテントを剥がしてしまった状態だけど、こんな感じで基礎から高さ1.5メートルくらいで全体を覆う。 このヴォリュームの内部を夜間も暖め続けるには、灯油代もバカにならない。北海道では、こんなハンディもあるわけです。 ところが、寒中コンクリートに対して暑中コンクリートもあるわけで、コンクリートの養生期間は暑すぎても不向きになる。 また天気が良すぎてカラカラな乾燥状態でも、収縮が早くてひび割れたり、むしろ湿潤な水中が理想的だったりする。なかなかデリケートなしろものなのですよ。 安藤忠雄のような美しいコンクリートを打つ(なぜか打つという・・)ためには、優れた打設計画と熟練の職人たちが不可欠になる。 < おまけ > 二人組の作業員のひとりが、資材をトラックまで運んでいる。屋根に使われた足場材を1度に4枚重ねて担ぎ、その動きがまるで走るようにスピーディなのだ。 そりゃあ目立つよね、思わず声を掛けた。「この規模の上屋は、二人がセットなの?」 挨拶はしていたけど、どうやら言葉が通じない雰囲気。よくみると外国人のようだ。リーダーの方の日本人に再び聞いてみと、ベトナム人だという。以前の日本人のように、まじめでよく働くらしい。5人いて、社宅として借り上げた1軒屋で協同生活しているという。 あの働きぶりを見ていると、われわれ地方工務店でも歓迎可能なような気がしてくる。 温暖な国からこの寒い北海道で、よく頑張っている。そのモチベーションはいったい何なんだろうか・・
by take2zeronine
| 2017-03-10 14:30
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