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2014年 04月 19日
北海道の冬は、ちゃんと計画換気をするとどうしても過乾燥になる。状況によっては30%を切るところまでいく。
これは木造の住まいの木にも、もちろん住み手の人間の健康にも、どちらにもいいことではない。 法律では、家の中の空気を2時間で全て入れ替えるような換気を、義務づけている。その家の中に何人の人がいようが関係ないことになっている。住人が留守で全く家の中の空気が汚く濁ってしまうことがないような時間でも、基本的には24時間連続して換気をすることになっている。 住宅の気密化が進んだ結果、新建材等から発生する有害物質によるシックハウスが社会問題になった結果できた、そんな法律だ。 もちろん、気密化と的確な換気計画で、寒冷地の住宅で悩ましい問題だった結露がなくなった功績は大きい。 痛し痒し長所短所が同居する中で、当社でも未だに換気に関する決定打は、模索中だ。 その一つの解答のキーワードに、全熱(熱回収エレメントの素材)があると見ている。「全熱」に対して「顕熱」がある。 全熱素子は水蒸気(臭いも)も回収するから、湿度はある程度維持されるけど、お風呂の排気など多量の蒸気を排出する所の換気を組み込むことは、一般的にしない。(臭いもあるのでトイレも組み込まない) 一方、顕熱素子は熱のみを回収するので、水蒸気は全て捨ててしまうから、お風呂やトイレなど全ての排気をシステムに組み込める。 たとえていうなら、車の外気導入か車内の空気を回すかの選択に似てなくはない。冬に後者を選択すると窓ガラスが一挙に曇ってくる原理だ。この水蒸気が低U値高性能ガラスで、ギリギリ結露するかどうかの湿度が50%くらいというのが、大麻S邸で体感できた。 2013年ドイツ視察では、見た限り顕熱が主流のようで、当社も初めはドイツ製顕熱からスタート、ただいろいろ使ってきた結果、国産全熱にぼくの中では変化してきている。 本体で排気、回収されて暖められた給気は、3か所にばらまかれる。 ここの気積70㎥に対して換気過多なので、給気1と3から2階にも新鮮給気の供給を試みている。(カウンターファン、消費電力7w/h、162㎥/h) 単独排気は、隣のシャワー室に入れてみたけど、どうなるか・・ 給気口1の先が向こうに見える ダクトは塩ビ管を露出で配管、先端切り口(白で塗装)は圧損を考えて、切りっぱなし この規模なら、適正容量の機器は見当たらない。ダクトレスタイプという選択肢はあったかも知れないけど・・
by take2zeronine
| 2014-04-19 11:28
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